誤算~使い勝手悪し~⑧シューズインクロークの扉

 玄関にシューズインクローク(SIC)があると便利です。

何でもかんでも突っ込んで、扉を閉めたらスッキリ玄関に見せることが可能です。

そんなSICの扉ですが、、、我が家にはこの扉ではダメだったというお話です。

SICの形

 我が家のSICはスペースの関係から0.5坪。

ウォークスルーとかでもない、ただの物入空間です。

正面の扉の中がSIC

匂いがこもらないように、換気扇をつけてもらいました。

お気に入りのアクセントクロス(ムーミン)も貼りました。

この家の暮らしやすさはSICで半分は決まる

そう思ってSICについては、いっぱいいっぱい考えて設置しました。

 そんなSICなのに玄関の段差がネックとなって、誰も使ってくれないSICになってしまったというお話は過去記事→。

 その後、段差が生む不便はすのこをDIYすることでだいぶ改善されました。

すのこによって、SICには裸足でも靴を履いたままでもアプローチ可能になりました。

それでもなんだか使いづらい…。

写真AC

犯人は扉でした。

折れ戸か引き戸か開き戸か???

 詰め込んだものを隠すので、扉は絶対必要です。

折れ戸

 折れ戸は、開閉がスムーズにいかないイメージが私にはありました。

写真AC

実際どうなのかは分かりませんが、粗雑に扱うとバランスが崩れて引っかかるイメージです。

SICの扉は上の写真とは異なり吊り扉になるのかな…?

土間タイルにレールってあまり見ないですよね?

だったらなおさらバランスが崩れやすそう…。

我が家には向いてないと判断しました。

(いや、丁寧に開け閉めすればいいのですけれど。)

引き戸

 引き戸は検討しましたが、スペースとスイッチの関係から断念しました。

通常は開けっ放しにできるのが引き戸のいいところですが、我が家の間取りだと…

残念。

開き戸

 以前のマンションでは1枚開き戸でした。

でも、我が家の間取りでは…

無理。

 と、いうことで両開きの扉を設置してみたのですが…

写真AC

これが使いにくいったらありゃしない!!

半分だけオープンしても狭すぎて出入りできない。

常に両方の扉を両手で開いてやらないといけない。

これがおっくう。開けたくない。

はい、玄関に無駄空間の出来上がりです。

内開きの可能性?

 犯人が扉だとわかったので、DIYで何とか改善できないかを検討しました。

扉を引いて開けるのがおっくうなのです。

なら、押して開けたら??内開きの扉だったらどう???

内開きの場合は、内部に物を詰め込んだらそもそも開かなくなるかもしれない。

………無し。

西部劇の飲み屋のように内開きにも外開きにもなるバネで開閉する扉は…?

なんか、見た目がイメージとは違うかなぁ。

これだけ足元見えてたらあまり目隠しできてないし…

扉いらんかった

 試しに扉を外してみました。

扉が重たいので注意が必要ですが、意外に簡単に外れます。

あ、うん、悪くない。

扉を取り外して、カーテンで目隠し

キッチンからの視界に奥行きが出て、開放感が少しアップ。

そして、扉を開ける一動作なくなっただけで、アプローチが劇的に楽に!!!

お気に入りの壁紙だってチラ見えします。

これだ。

扉のための金具のネジ穴は、ホームセンターで購入したプラキャップをかぶせました。

二つずつ空いてるネジ穴にプラキャップをかぶせた

扉に比べてスッキリ感は劣りますが、開放感が出て、

使い勝手は文句なしにアップしました!

詰め込むためのSICか、使うためのSICか

 扉を無くすことで、毎日の使い勝手はよくなりました。

下駄箱と、コートクロークとして毎日活躍しています。

ただし、物は詰め込めません。

だって、扉が無いから丸見えですもん。

 落ち着いて考えると、物を詰め込むためのSICと、毎日活用する下駄箱やコートクロークとしてのSICは両立できるはずがありません。

物を詰め込みたい空間に物を詰め込むと、コートクロークや下駄箱へのアクセスを妨げて、確実にぷちストレスになってしまいます。

 以前のマンションでは、物を詰め込むためのSICとして大活躍していました。

靴だけじゃなくおもちゃやベビーカー、アウトドアグッズをぎっしり詰め込み、隠していました。

でも、毎日履く靴は玄関に出っぱなしでした。

時々、違う靴を履きたい時にSICにアクセスする…的な活用方法でした。

 今は毎日コートクロークとして活用したい。

帽子も、エコバックも、カバンもSICが定位置です。

靴だって、履く前にさっとSICから取り出して履きたい。

SICの目的が違うのに、扉をつけて隠そうとしたのが間違いでした。

物を詰め込むことは諦めました。

おもちゃやアウトドアグッズは別の場所に収納することにしました。(ベビーカーは卒業しました。)

要は、何のためのSICかをはっきりさせておくのが大切だと気が付きました。

まとめ

SICを採用しようと考えている人には、自分がどんな目的でSICを欲しているのかしっかりと考えておくことをおススメします。

活用するためのSICに扉はいりません。

初めから、つけなければよかった。

そしたら柱に無駄に穴があくこともなかった。

 もちろん、物を詰め込む目的なら扉は必要です。

毎日開けるわけではないのだったら、どんな形の扉でもいいような気がします。

目的をはっきりとさせておく。これですね。

 取り外した扉がもったいないのでDIYに利用しました。またいつか記事にします。

追記(2023.3.19)取り外した扉の活用方法はこちら→。

扉レス、スッキリしますよ~。

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