照明は家の雰囲気を大きく左右しますよね。雰囲気だけでなく、ちょっとした生活の便利さにも関わってきます。でもオシャレな、かつ便利な照明にするためにはそれなりの予算も必要です。そのあたりが難しいんですよね。
我が家の照明プランと入居後6か月時点での満足度についてまとめてみました。
contents
まず決めたこと
家創りの終盤に予算とにらめっこしながら照明プランをウキウキ考えるのですが、まずは建築時にどこまで取り付けてもらうのか、を考えました。
照明にはいろいろなタイプがありますが、どのタイプの照明も業者さんに取り付けてもらわないといけない器具と、自分で取り付け可能な器具とに分かれています。
- 業者さんに建築時に取り付けてもらう:ダウンライト、ブラケットライト
- 自分で取り付け可能:引っ掛けシーリング(ダウンライト、ブラケットライト以外の大抵の照明器具を設置可能)
まず、ダウン、ブラケット、引っ掛けシーリングの3択から選んでいきました。
ダウンライト
ダウンライトはスッキリして部屋の雰囲気を邪魔しないので嫌いじゃないです。
壁寄りに付けて、スタイリッシュに間接照明的な効果を狙うこともできます。
でもダウンライトの一番のメリットは
掃除が楽
これに尽きると私は思っています。
天井に埋め込みで設置されているのだから、ホコリが乗っかる場所が無い。
シーリングライトも天井にくっついている照明ですが、シーリングライトは1年も放置しているとどうしても何か(汗)がシルエットで見えてくる。
年末のお掃除でこのシルエットをポイしたりするわけですね。
ダウンライトは掃除…しますか??圧倒的に掃除という面ではダウンライトに軍配が上がります。
さらに、ダウンライトは天井高が低い場所にも向いていますよね。でっぱりが無いので照明で圧迫感を感じることはありません。
でも、ダウンライトにだってデメリットはあります。
- 眩しい
- 予算が必要
- 照明が切れた際、業者さんにお願いしなければならない
- ダウンライトばかりだとスッキリしすぎていて寂しい?
眩しい
ダウンライトの光はまっすぐ降り注ぎます。なので、真下で寝転んで直視するとちょっと眩しい。ゴロゴロしたい場所の真上への設置は控えた方がいいと思います。
予算が必要
我が家の場合は、廊下やトイレ、洗面所などは標準仕様でダウンライトでしたが、リビングや居室にダウンライトを設置しようと思うと追加料金が必要でした。1灯1万円くらいでしょうか。追加費用無しでどこまでダウンライトに対応してくれるのかは建設会社さんによりますよね。
照明が切れた際、業者さんにお願いしなければならない
ダウンライトには自分で電球LEDを交換できるタイプとできないタイプとがあります。
旧マンションのダウンライトは交換できるタイプでした。6年住んで3か所ほど交換した記憶があります。LEDは長寿命だと言いますが、使用頻度などにより切れる場合は切れます。また、色味を変えたい場合や、もう少し照度を下げたい場合など交換できるタイプだと気軽に交換できて良かったです。眩しすぎて嫌だった箇所のW数を下げて取り付けたり、自分好みにもしやすいです。
でも我が家で新居についてくる標準仕様のダウンライトは交換できないタイプでした。交換できないタイプのメリットは…分かりません。少しお求めやすい価格なのかな?とにかく、電球LEDが切れてしまったら、業者さんにお願いしなければなりません。ちょっと(かなり?)めんどくさい。切れても多分しばらくは放置されることでしょう。やれやれ。
ダウンライトばかりだとスッキリしすぎていて寂しい?
これは完全に好みの問題ですが、ダウンライトが好きかどうかですね。
スッキリしてスタイリッシュだと感じるのか、面白みがないと感じるのか。
ダウンライトの配置センスにもよりますけど、私は実は後者です。照明は少し気取ったペンダントやブラケットタイプが好き(でも掃除が…汗)。
我が家の照明プランで、ダウンライトは標準仕様でついてくる廊下、トイレ、洗面所、ホールくらいになりました。おしゃれに壁際に間接照明的な設置…は予算の関係からカットです。
ダウンライトの配置について、特に後悔はないです。
ブラケットライト
壁から横向きに取り付けられた照明、ブラケットライト。
壁から生えているので、なんだかとてもオシャレな気がします。
本当に色々な器具があってカタログを見るだけで楽しい!
また、階段などには標準でこんなブラケットライトがついていることも多いのではないでしょうか?
ブラケットライトは後から自分で取り付けることもできますが、その場合はどうしてもコンセントのラインが見えてしまいます。
なのでもしもブラケットライトをつけるなら、壁の中で配線してもらえる、建築時から計画しておくのがおススメです。
我が家の照明プランでは標準仕様の階段と勝手口外灯、あとダイニングに1か所だけブラケットライトを採用しました。
正直言うと、もう少しブラケットライトをつけても良かったなぁと少し後悔しています。
引っ掛けシーリング
一番自由が利く形、それでいてお財布に優しい、それが引っ掛けシーリングだと思います。
家創りでもう疲れた…照明プランなんてもう考えられない…後からゆっくり考えたい~!!と言う場合や、予算の範囲内で照明を探したい!と言う場合には私は引っ掛けシーリングをおススメします。
引っ掛けシーリングの照明器具は、ネットや家電量販店で比較的お安く購入することができます。とりあえず現在使用している照明器具を使いまわしておいて、落ち着いてからゆっくり気に入ったものを探すこともできます。
また、照明が切れた場合も、その器具に飽きた場合も自分で交換すればいいだけです。
引っ掛けシーリングはおそらく標準仕様でついてくるところがほとんどだと思いますので、追加費用は必要なく、お財布にも負担がありません。
デメリットは、スッキリしていない。これだけです。
ただ、気になる方はこのスッキリしていない野暮ったさが耐えられないようです。
私は、あんまり気になりません。照明の根元までそんなにまじまじ見ない。
ですので、我が家の照明プランでは、居室、リビング、ダイニング、畳コーナー、ロフト、玄関手洗いなど、ほぼすべて引っ掛けシーリングでお願いしました。旧居から照明器具5灯使いまわしです(;^_^A。
引っ掛けシーリングにしたことにも特に後悔はありません。(だって費用かかってないし…。)
形の色々
引っ掛けシーリングにはいろいろな形があります。引っ掛けシーリングの形によって時々設置できない照明器具がありますので、注意が必要です。
我が家はマンション時代から使用していた照明器具をすべて使いまわすつもりでした。気に入っていたこともあり、予算削減のためでもあり…。でも一つの器具だけ、引っ掛けシーリングの形が違うので取り付けできませんと引越し屋さんに言われてしまいました。
標準仕様でついていた引っ掛けシーリングは上記の丸型引掛シーリングでしたが、マンションのときは引掛埋込ローゼットでした。2つついている耳のような部分が重要みたいで、この耳にぶら下げる形で照明器具を固定していたようです。ところが丸形には耳が無いのでぶら下げられないそうです。結局新居ではビスで天井に固定することになりました。
ただし、引っ掛けシーリングの形で取り付け可否が決まるものはシーリングファンなど特殊な照明器具に限るのかもしれません。シーリングファンをお考えの方は少し注意してみてください。
具体的な照明探し
さて、ダウンライト、ブラケットライト、引っ掛けシーリングの配置が決まったら、あとは具体的にどの照明器具を設置していくかを検討します。
我が家の場合は、ほぼ使いまわし予定だったので、新たに考えたのはダイニング、子供部屋、WICのみです。
家の雰囲気を大きく左右する照明なので、ウキウキしますね。
ダイニング
ダイニングにはダクトレールをつけてペンダントライトを多灯吊りすることにしました。引っ掛けシーリングに後からダクトレールとペンダントライト×3を購入し設置しました。
こちらの照明をチョイス。少しでも安く上げるため、ネットで3灯購入しました。
ダクトレールはこちらのタイプ。少し長めの1.5mタイプです。
ダクトレールは天井埋込型を建築時からつけてもらう方が、天井が断然スッキリしています。我が家のダイニングは天井高が2200しかないので、埋め込みタイプの方が圧迫感もない。でも、あえて引っ掛けシーリング型をチョイスしました。上の写真のようなタイプはくるくる角度を自由に回せるので、模様替えに適しているのです。実際入居4か月で、当初の予定より90度角度を変更して落ち着きました。
ダイニングのスタディコーナーには、こちらのブラケットライトをチョイスして統一感を求めました。
ブラケットライトに明るさは求めていなかったのですが、点くとそれなりに明るいですね。(もちろん勉強する際にはデスクスタンドは必須です。)
ペンダントライトは可愛くてかなり気に入っているのですが、いくつか難点もあり…そのあたりはまた記事にしたいと思います。
この写真の右奥(食器棚前)が暗いので、この壁にもう一つブラケットライトをつけても良かったと少し後悔しています。くどいかなぁ…?
子供部屋(勾配天井は難しい)
子供部屋はロフトに向けて勾配天井になっています。天井が高くなり、面白みも出て、大変気に入っている天井なのですが、照明選びには困りました。
当初設計士さんはダウンライト3灯でスタイリッシュに計画してくださっていました。でも、寝転んだときに眩しいんじゃないか、勉強する際に暗くなるんじゃないかと考え、ダウンライトはやめることにしました。
じゃぁ、どんな照明にするのか?いろいろなブログや素敵な写真を見せていただき考えました。
でも、おしゃれな勾配天井の照明としてよくネットで見られるのはリビングの写真が多いのです。子供部屋の写真はあんまりない。
子供部屋の照明に求めるものは、まず明るさ。おしゃれであるにこしたことはないけれど、機能面を最重要視したいのです。だって、少し経ったら勉強に使用する部屋になるわけだし、目は悪くなってほしくないし。
だとすると、シーリングライト?でも、勾配天井に斜めにくっついた照明器具はあまり好みじゃありません。
蛍光灯のような長いLEDもちょっとイメージが違う…。
子供部屋なので、可愛さも残しつつ、明るさを確保できるものって…???
男の子だということと年齢的にも可愛すぎるものはパス。おしゃれすぎるのも暗くなったら本末転倒。はい、シーリング無し。スポットライト無し。ブラケットも明るくないよね…。
こんなに照明選びに難航するんだったら勾配天井なんかにしなければよかった(泣)とマジで思いました。
迷走した挙句、最終的にはこちらの器具をネットで購入しました。
シンプルでコスパはとても良いです。明るさも文句ないです。天井が高すぎて、引っ張りコードはただの飾りになってしまいましたが、壁のスイッチでパチパチon/offしています。
色は読書や勉強のことを考えて、昼光色です。
かなり難航しましたが、最終的にはまずまずの照明になったのではないかと満足しています。
勾配天井には勾配天井専用の引っ掛けシーリングがあります。ネットで色々な方の記事を読んでいると、時々勾配天井なのに通常の引っ掛けシーリングを設置されてしまい、後から電気屋さんに交換してもらわなければいけなかった場合もあるらしいです。勾配天井を採用される場合にはご注意ください。
WIC
寝室にあるWIC兼作業スペースにも何か照明をつけなければいけません。ここはもう何のこだわりもなく、近くの電気屋さんでお手軽小型シーリングを購入してつけました。
マジで何も考えていませんね。必要十分です。
まぁ、引っ掛けシーリングなので、こだわりたくなった時に可愛いペンダントライトでも探してみます。これが引っ掛けシーリングのいいところですね。
まとめ
ダウンライトを必要最低限にして、残りを引っ掛けシーリングにした:後悔はありません。自由度と予算削減とを両立できたと満足しています。
ブラケットライト:もう一つくらいつけたかったなぁ…とちょっと心残りです。
間接照明の類:まったくつけなかったけど、特に後悔はありません。
全体的な照明プラン:おおむね満足しています。おおむね…というのは
センサーライトにはちょっと失敗したかもΣ(゚д゚lll)
と思っているからです。
センサーライトについてはまた別の記事にしたいと思います。
以上、入居後6か月の照明に関する満足度でした。