【検証】玄関ドアの開く向き?

 住み始めて3年。玄関ドアの開く向きはどちら向きが我が家には最適だったのか考えてみました。

我が家の玄関ドア

 三協アルミNatural Door!アールドアR13型です。アール型が可愛い。

 昔ながらの住宅街にこのドアは浮いてしまうかな?と少し心配しましたが、悪目立ちはしていない気がしています。お気に入りの玄関ドアです。我が家のドアはこの写真とは別カラーですが、白いのも可愛いですね。

 で、どちら向きに開くのかを選べました。我が家は玄関外から見てこの写真とは左右逆開きにしました。取っ手が右側にあります。理由は以下の通りです。

出入りのしやすさ

 毎日利用する玄関ドアですので、動線が一番大切です。

出勤や買い物に出かける時に一番自然に出入りできる方向を考えました。

結果、マンション時代と同じ向きになったので、慣れていたのも決め手になりました。

右手で鍵を開けて、左手で取っ手を引く。この動作も右利きさんには自然かもしれません。

郵便ポストとの関係

 ちょっと開いたら郵便ポストに手が届くように、郵便ポストの側に開くようにも配慮しました。マンション時代、そんなドアの向きになっていて便利だったんですよね。

 でも、これは住み始めてみて、あまり必要なかったかな…と思っています。

なぜかというと、新聞を取らなくなったから。

マンション時代は新聞を取っていて、毎朝ちょっとだけドアを開けて新聞を室内に取り込んでいたのです。手だけ出せば新聞に手が届く、これがとても便利だったわけです。パジャマのままでも新聞をゲットできますから。

 でも今は新聞をやめたので、郵便ポストに入るのは郵便物とチラシ類くらいです。1日1回仕事帰りにポストから取って入ればいいだけです。そりゃ、動線的にドアが開く向きにあったほうが自然な流れで郵便物を取り出せますが、別にポストがドアの近くである必要はそんなになかった。インターホンの近くでも問題はそんなになかったです。

 新聞を毎朝取りに出る場合は、ドアの近くに郵便ポストが絶対便利だと思います。

人目

 我が家の前は、ぼちぼち人通りがあります。ですので、出入りする際に家の中が丸見えにならないように考えました。

この向きなら、ドアを開けても通行人が振り返らなければ家の中が見えることはありません。

玄関をいつでもきれいにしていたら見られても平気なんですけどね(汗)。

入居してから、思うこと

 上記の理由を考慮して玄関ドアの向きを決定したわけですが、入居してから思うことがいくつかあります。

置き配との関係

 我が家はキッチンエールに食材を注文して毎週置き配してもらいます。マンション時代から置き配してもらっていましたので、食材の置き配の位置もあらかじめ想定して玄関を設計しました。

午後の西日が当たりにくい場所、ということで玄関ドアの左側が置き配の位置です。

 ところが、週に1回のこの置き配が想定以上に不便でした。

 発泡スチロールの箱を2つ抱えてドアを開けるときに、いったんポーチに箱をおろすのか、そのままがんばって開けるのか…。ドアを開けたままにしたらドアを回り込まなくてはならず、ポーチの奥行きがあまりないためにポーチから落ちないように気を遣わなければいけません。

 置き配の位置をポスト側にしておけば、サッと出し入れできたのに…と考えてしまいます。

でも、ポスト側は西日が当たるので、食材置き場には不適切なんですよね…。むむむむむ。

防犯面

 日本の玄関は外開きです。

室内に入るときにドアを引いて開ける、外に出るときに押して出る開き方です。

 でも外開きは、防犯面では不利だと言われています。悪い人が室内に入り込もうとしたときにドアの引っ張り合いっこになり、ドアを開かれてしまうからだそうです。

内開きのドアだと、室内に入るときにドアを押します。入ってほしくない場合は、家の中からドアを押して抵抗します。押し合いっこになるわけです。引っ張り合いも押し合いっこも結局は力の強い方が勝つわけですが、押し合いの方が力をこめやすいと言われています。なんとなくイメージできますよね。

 なのになぜ日本の玄関は外開きなのか。

日本ではそもそも悪人を想定していないという治安面と、室内では靴を脱ぐ習慣があるため玄関内には靴が置いてあるという理由がよくあげられます。

 ま、確かに家に入ろうとしても内開きドアの場合、靴が邪魔して入れない…我が家ではきっとそうなるに違いありません。

それでも、内開き玄関にしたらどうだったんだろう…と夢想してしまいます。

置き配を入れる動線がスムーズ。人目対策もOK。出入りも問題なし。ポストは…パジャマのままは無理ですが、まぁOK??実は今より快適かもしれません。

 靴だけ、きちんとしまう習慣をつければ良いわけです。靴さえしまえば、玄関はいつもスッキリ。防犯面もバッチリ。なんだか良いことづくめな気がしてしまいます。

 余談ですが、内開きの玄関ドアの場合ポーチに庇があまり必要なくなる利点もあります。雨が降っていてもサッと押して入ればいいからです。引いて入るよりも濡れません。海外の玄関ドアに庇があまりないのは、玄関ドアが内開きだということもあるのかもしれません。庇はあるならある方が快適なのは確実ですが、庇をなくすことで外観をスッキリさせることができたり経費削減になる場合はあるかもしれませんね。

 もしもまた家を建てることがあるならば、内開きドアも真剣に検討してみたいと思います(笑)。

まとめ

 玄関ドアの開く向きなんて、慣れの部分が大きいのでそんなに気にしなくてもいいかもしれません。

でも、向きを選択できるなら、少しでも快適になるように考慮すべき点はありますよ、というお話でした。

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