土間リビングはありですか?

 我が家は土間リビングを採用しました。

土間リビングで2年過ごしてみた、実際の使い勝手のお話です。

我が家の土間は

グレーゾーン

 家の中に、靴でもいい、裸足でもいい、グレーゾーンをつくりたくて

土間を採用しました。

 白でもない黒でもない曖昧な空間ってなんか良さげじゃないですか。

タイル

 土間はタイル土間にしました。

モルタル仕上げなどもあるようですが、裸足で歩くことも考えて

タイルにしました。

色はダークグレーです。

LIXL グラムストーン GMS-4 LIXL HPより

長方形のタイルもおしゃれですが、我が家は普通の正方形。

段差

 タイルを選んだので、段差無しにすることもできました。

タイルキッチンなどは段差無しでフローリングとタイルを切り替えますよね。

でも、靴の砂が上がってくること、水漏れの際のメンテナンスなどを考慮して

段差は3㎝にしてもらいました。

 これくらいの段差って、マンション時代の玄関みたいです。

段差はあって、明瞭に区切られてはいるけれど、生活する上で気になる段差ではない

ここ、大事です。

 やっぱり玄関の框はこれくらい(理想は5㎝)が良かったなぁと改めて思います。

我が家の玄関框の高さについての記事はこちら→。

位置と広さ

 リビング空間のおよそ4分の1強が土間です。

土間の広さは2.5帖くらいでしょうか。

掃き出し窓から庭(駐車場)へとつながっています。

土間のいいところ

 土間は土足のままで、気楽です。

掃き出し窓からの出入りが可能になる

 我が家の土間は掃き出し窓につながっています。

それにより、掃き出し窓が玄関のようになりました。

 子どもたちは毎日掃き出し窓から学校へ行きます。

靴を履くスペースが広いので、ホントの玄関よりも出発しやすいようです。

ランドセル置場は、土間周辺です。

 子どもの友達が遊びに来た際も、掃き出し窓から入ってきます(笑)。

 掃き出し窓からの出入りを想定して、外構で階段をつくってもらったので

本当に便利です。

掃き出し窓の外側には階段をつくってもらうと便利

毎日玄関以上に人が出入りしています。

 知らない人が見たら、掃き出し窓から靴を履いたまま家の中に入っていくので

ギョッとするみたいです。

車からの荷物の運び入れも、掃き出し窓が駐車場に面しているので楽々です。

 玄関土間からつながった土間リビングの間取りなどもありますが、

掃き出し窓からつながる土間も結構おススメです。

水を気兼ねなく

 我が家には水槽が大小合わせて4つほどあります。

マンションの頃はリビングで水槽の生きものたちを愛でていたのですが、

水槽は水漏れが気になりますよね。

いつかはこんなアクアリウムにチャレンジしてみたい…  写真AC

 土間に水槽を置くことで、水の扱いがグッと楽になりました。

設計士さんには、排水溝もつけますか?と提案していただきましたが

わざと水を流すつもりはなかった(笑)ので、そこまでは要りませんと遠慮しました。

土いじりを気兼ねなく

 観葉植物もいくつか土間に置きました。

緑あふれる空間を目指して、ガーデニングを楽しんでいます。

いつかはガーデニングの記事もあげたいなと思っています。

 さすがに受け皿なしにはできませんが、土間だと水やりも気兼ねなくできます。

植え替えなどで少々土がこぼれても気になりません

室内にあるベランダと言った感じです。

DIYを快適に

 ちょっとしたDIYも土間で行います。

においの少ない水性塗料で塗装したり、やすりで削ったり。

タイルが割れたら嫌なので、トンカチ作業ができないのが最大の難点ではありますが、

暑さ寒さを気にせずに、DIYにいそしめるのも土間のいいところです。

子供用自転車のパンク修理だって、TV見ながらできちゃいますヨ。

土足でおしゃべり

 掃き出し窓から入ってきた隣人が、靴を脱ぐことなくおしゃべりできます。

私はダイニングから応答することが多いです。

長時間のおしゃべりなら、もちろん上がっていただきますが

ちょっとしたあいさつや用事ごとなどの場合は、

土足のままがお互い気を遣わずにすんで楽ちんです。

デメリット

狭くなる

 土間の分だけリビングが狭くなります。

 友人に、何でここを土間にしたのかわからないと言われたことがあります。

我が家のリビングスペースは8帖強。

隣接する3帖の和室スペースも含めると、

めちゃくちゃ広くはないけれど、それなりの空間です。

ところが、土間があることで残りのスペースがいびつになり、

ソファを置いたりできなくなりました。

リビングにくつろぐ空間がほぼありません(笑)。

くつろぐ場合はもっぱら3帖の和室スペースか、ダイニングです。

 土間部分にソファを置けばいいのかもしれませんが、

土間は生き物(動植物)スペースとしてなんか独立してしまいました。

ダイニングからリビング空間の眺め 写真中央から手前右半分が土間

 土間以外のスペースは、書斎?みたいになっていて

もはやリビングではないですよね…。

寒くなる

 土間に床暖房を入れませんでした。

水槽や植物を置きたかったからです。

当然、床暖房のないタイルは冷たいです。

結果、リビング空間は寒くなりました。

(1階に空間を区切る扉が全くなく、

掃き出し窓にはレースのカーテンしかつけてないせいでもあります。)

寒さ対策をDIYした記事はこちら→。

砂だらけ

 土足で出入りしていますので、マットで払っても土間には砂が結構上がってきます。

部屋の中に砂がある、これが嫌な人はいるんじゃないかと思います。

私はあんまり気になりませんけど。

贅沢な空間

 土間をどんなふうに活用するのかは、本当に自由です。

土間にソファを置いて、靴を履いたままくつろげるスペースにするのもありですし、

こどもの自由に遊べるコーナーとして活用するのもありですよね。

我が家はペットのカメの散歩スペースでもあります。

自由な空間が家の中にあるっていうのは、かなり贅沢じゃないですか?

まとめ

 土間のあるリビングは、デメリットはもちろんありますが

贅沢な空間を楽しめます。

もしも、もう一度家を建てるとしたら、

私はもっと土間部分を大きくするかもしれません。

 土間リビング、ありですよ。

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