家を建てる時やリフォームする時には大きなお金が動きます。
できるだけ安く済ませることができれば良いのですが、
一番大切なのは決して金額ではないよなぁ、、、と言うお話です。
個人的な意見を述べています。
決してすべての例にあてはまるわけではないことを承知して
お読みいただければ幸いです。
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値引きって
ブログの罠
我が家を建てるにあたって、色々なブログを参考にさせていただきました。
間取りや断熱材、窓、巾木など、基礎から細かい知識まで
ブログを読むことでかなりの情報を得ることができました。
もちろん費用面について記載されている記事もガツガツたくさん読みました。
だって、やっぱりお金のことは大切です。
できるだけ損はしたくありません。
そして「お値引き○○万円していただきました!」
とか「○○万円お得になりました!」
というセンセーショナルなブログを読むと
私もしっかりこれくらいは値引きしてもらうぞ!
金額の交渉はしくじらないぞ!!
と意気込んでしまったわけです。
今から思えば、これがブログの罠でした。
交渉相手の顔を見据える
ここで私が間違っていたのは、
色々なハウスメーカーや工務店さんの話を
ごっちゃにしてしまったことでした。
「○○万円の値引き」という値引き額ばかりを記憶して、
交渉相手を見落としていた気がします。
大手ハウスメーカーと地元工務店さんが
同じ額の値引きができるわけはないのです。
そもそもの提示額も違うでしょうし、会社の組織も仕入れ方も
家を建てる工法だって異なる場合が多いです。
一番忘れてはいけないのが、
値引き額が大きい方が得しているわけではないのです。
我が家が最初に交渉していた住宅会社Aから
値引き額が提示された時、
「あれ、それだけ…?」と感じてしまいました。
「皆さんはここから交渉して○○万円の値引きを勝ち取ったのかな?無理やろ」
と悩んでしまうくらい値引き額は私の予想と乖離していました。
その後住宅会社Aとは決別します。
別に値引き額が問題で住宅会社Aと決別したわけではないのですが、
住宅会社Aと交渉している時に
私はまだブログの罠にどっぷりハマっていたので
「この会社は○○万円しか値引きしてくれない」
「誠意がない」
という思考がどこかにあったのかもしれないな
と今になったら思います。
大きな値引きができるということ
値引きは要注意?
家を建てる際に必要なお金は、ざっくり分けると
建物の材料費(建材費)、人件費、会社の利益の3つだと思います。
値引くとなると、当然どれかが削られます。
そして何となく、値引きって会社の利益を削ってくれている
ような気になってしまいます。
でも、別にそうとは限らないですよね。
建材費や人件費が削られている場合も考えなくてはいけません。
値引きの代償
値引きには代償があります。
値引いてくれた分、何かが必ず削られているわけです。
何が削られているのでしょうか。
家の建材の質は素人にはよくわかりませんので、
値引きによって建材の質が落ちていたりしたら嫌ですよね。
人件費が削られていたなら、
職人さんが手を抜いてしまうかもしれません。
別に手を抜く気が無くっても、気持ちが少し抜けてしまうと
もしかしたら出来上がりに差が出来てしまうかもしれません。
見えない部分なだけに、分からないですよね。
じゃぁ、会社の利益を削ってくれるのなら大丈夫なのでしょうか…??
適正価格
家を建てるのもビジネスですから、当然会社に利益は必要です。
利益を適正に取らないと会社は潰れます。
だから最初から会社の利益が適正にしか乗っていない場合は
値引きは普通出来ません。
値引きをするためには建材の質を落とすか、
人件費を削減するしかないからです。
そう考えると逆に、大きく値引きできるってことは
大体は最初から会社の利益が大きく乗せられた額が提示されていて、
その会社の利益分を適正値に戻しましたよ
って話でしかないと私は思うわけです。
信頼関係と技術力
もちろん、会社が色々な努力をすることで
値引きが成立する場合もあるでしょうし
完成披露会などの会社の宣伝に協力することによる値引きも
少なくありません。
何が言いたいかと言うと、
要は、
信頼できるかどうかだと思うわけです。
家なんてひとつひとつ間取りも違えば、仕様も違う。
依頼する職人も異なれば、建材だって工法だって違う。
すべてがオンリーワンなのだから、
似たような広さの似たような間取りのお家の値段と比較しても
しようがないわけですよ。
同じ会社に依頼した同じような地域に建てた人のブログなら
金額はある程度参考になると思いますが、
あくまで参考です。
信頼できる会社が確かな技術力を持った職人さんに依頼してくれている
という信頼感の元、提示された金額に納得できればいいわけですよね。
我が家の場合
我が家の場合だと、住宅会社Aの最終提示額に比べて
吉永建設の最終提示額はかなり大きくなってしまいました。
だって間取りも違うし、
あきらめたものをやっぱり頼んだりもしているので
金額が異なるのは当然です。
(値引額はどちらも似たようなものでした(笑))
吉永建設の場合、打ち合わせがとても楽しかったので、
かなり細かくかなりしつこく
打ち合わせを重ねさせていただきました。
そうすると、あれもこれもとお願いしてしまうことになりました。
結局総額は大きくなりましたが、
納得しています。
まとめ
家を建てる総額よりも、値引き額の大きさよりも
最終的には
その会社が信頼できるかどうか
これが一番大切だと思います。
せっかく大きなお買い物をするのですから
気持ちよく楽しくお買い物をしたいですよね、と言うお話でした。