2023年10月、遅ればせながら太陽光発電を導入しました。我が家の1年目の太陽光発電の電力供給についてのお話です。
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我が家のスペック
- 太陽光パネル:カナディアンソーラー5.67kW
- 蓄電池:(CSXH56G3A-B058A)5.8kWh
関西在住で南東向けの屋根に5.67kWのパネルです。そんなに大きな発電量は望めませんが、都市周辺部としてはごくごく普通なサイズ感かと思います。
蓄電池は一番小さな容量です。
始めの1か月の様子はこちら→。
購入する際に共同購入にしなかった理由はこちら→。
信頼できる地元の工務店に依頼して、その後も気になることがあれば気軽に相談しています。
1年目どのくらい買う電気が減ったのか(買電量の変化)
日中、使用する電気はまずは発電した電気です。それでは足りなくなった場合は電力会社から買って補います。
夜間(18時以降)は蓄電池に蓄えた電気をまず使用して、それでは足りない部分が買電になります。
2023年10月から2024年9月の買電量はこんな感じになりました。
電気代は政府からの補助などもありましたので、単純に比較することができません。左端の買電量〔kWh〕に注目しましょう。
年間を通して、買電量が多いのが12月から2月の暖房期です。
我が家の暖房はガス床暖房と就寝時の電気オイルヒーター3台使い。エアコン暖房は使用しませんので、主に就寝時のオイルヒーターで電気使用量が上昇していると思われます。
7月から8月の冷房期も買電量が増えてますね。
月平均の買電量が1年前450kWh/月→197.5kWh/月と半分以下になっているのがわかります。総合計買電量は5400kWh→2370kWhです。年間で3000kWhくらいを発電した電気でまかなえたと考えてもいいのかなと思います。
5.67kWのパネルと5.8kWhの蓄電池でこれくらいは行けるわけですね。
1年目どのくらい発電した電気を売ったのか(売電量)
日中発電した電気のうち、使用しない余剰分は電力会社に売却します。
我が家の買取単価は16円で、こんな感じになりました。
冷暖房が必要なく、発電条件が良いと思われる4月、5月の売電量が多いです。
一方で、ガンガン日中に冷房をつけている7月8月は、発電はもっとしているのだろうけど余剰分の売電はそんなにありません。
それでも年間売電総合計が3683kWh、買電総合計が2370kWhですので、単純に考えると我が家で使う電気量のすべてをまかなえるだけの太陽光発電ができたと言えます。
そう聞くと、環境問題にちょっとだけ貢献できたかな?と嬉しくなりますね。
収支
さて、我が家で使う電気量以上の発電を行えた1年目ですが、どんな収支になるのでしょう?
買電総合計 62,182円 売電総合計 58,928円 差し引き3,254円
買電単価(年平均27円:諸々含めて電力会社に支払った電気代を単純に電気量kWhで割って算出)と売電単価(16円)に差があるため、3,254円の赤字です。
ん?赤字??
年間で3,254円電力会社に支払ったことになるわけですが、太陽光発電を始める前は166,031円を年間で電力会社に支払っています。
今年は太陽光発電のおかげで166,031-3,254=162,777円払わずに済んだと考えられます。そう考えると、162,777円の黒字です。
もちろん、政府からの補助などもありましたので、電気代の単純比較はそんなに意味がありません。もし太陽光発電を導入していなかったとして、1年前と同じ5400kWhの電気を買ったと考えたら5400×27=145,800円の電気代となったはずです。補助で2万円くらい安くしてもらっているということですね。
と、いうわけで、我が家は太陽光発電のおかげで145,800-3,254=142,546円の黒字というわけですね。
まとめ
太陽光発電をして1年目、我が家で使う電気量のすべてをまかなえるだけの太陽光発電ができました。
電機会社に支払った金額は3,254円。
太陽光発電のおかげでおよそ142,000円の黒字。
ま、毎年この調子で黒字が出たとしても、太陽光パネルと蓄電池の導入金額をペイするためには20年以上かかる計算になりますので、実は全然黒字でもないのです。
それでも、災害時の安心と地球環境に対する貢献を鑑みて、私にとって満足な結果となりました。