太陽光発電と蓄電池

 防災と環境への配慮から太陽光発電と蓄電池を導入してみました。

導入で悩んだポイントと、ワクワクしながら毎日過ごしていた

最初のひと月のお話です。

我が家のスペック

  • 太陽光パネル:カナディアンソーラー5.67kW
  • 蓄電池:(CSXH56G3A-B058A)5.8kWh

 10月6日に工事が始まり、10月9日から稼働開始しました。

10月10日に足場が解体されて、工事は全部で5日間かかりました。

室内工事が2日あり、在宅が必要だったのですが

休日に対応していただけたので仕事を休まずに済みました。

写真AC

悩んだポイント

会社選び

 どこの会社のパネルを乗せるかで、

同じ屋根でも乗るパネルの容量が異なってきます。

一つ一つのパネルのサイズが関係しているようで、

いくつかの会社のパネルで相見積もりした方が良いようです。

 我が家は長洲産業とカナディアンソーラーのパネルを比較してもらいました。

長洲産業パネル:4.76kW

カナディアンソーラーパネル:5.67kW

 結果、我が家の屋根にはカナディアンソーラーの方が

たくさんのパネルを乗せることができましたので、

カナディアンソーラーを採用しました。

発電パネルの方角

 我が家の屋根は南東と南西に向かう切妻屋根です。

発電パネルを乗せる方角として南東はマストですが、

南西にも乗せることができます。

 写真AC

 パネルは最大限乗せた方が良いとあちこちのブログから学びましたので

南西の屋根にもパネルを乗せようかと思いました。

ところが我が家の南西側にはお隣さんが隣接しています。

 南西向けにパネルを設置すると、思わぬ向きに太陽光が反射して

迷惑をおかけしてしまうことがあると聞き、

南西側には設置しませんでした。

 パネルを乗せる方角ごとにシミュレーションして

ご近所さんに迷惑をおかけしないようにしておくのが無難です。

 結果、我が家のパネルは5.67kW。

決して大きな容量ではないですね。

 また、南東にしかパネルが無いことで、

10月現在、朝7時ごろから発電が始まり

11時をピークに16時にはほぼ発電終了しています。

 南西にもパネルを乗せていたら、ピークが12時になって

もうあと1時間は発電できていたのかなと思いますが、仕方ありませんね。

蓄電池の容量

 発電した電気を夜にも使用したかったので、

かなりお高いですが蓄電池も導入しました。

エアコンを使用したかったので、特定負荷ではなく

全負荷の蓄電池を選びました。

もう少し大きい容量の蓄電池にしたかったのですが、

色々あって最終5.8kWhのものになりました。

水色のラインが蓄電池電力で、上向きが充電、下向きが放電を示している

 晴れた日は、朝7時から充電を初めて10時前には100%充電されています。

それ以降の余剰電力(オレンジのライン)は売電です。

 あれ?10時で100%ならもっと大きい容量の蓄電池でも充電できたんじゃない?

検討していた蓄電池容量は

5.8kWh,7.4kWh,11.5kWhの3種類です。

それぞれ容量が上がるごとに諭吉さんが40~50人異なってきます。

 長洲産業の9.8kWhと言う蓄電池もありましたが、

パネルと蓄電池の会社は揃えた方が好ましいらしく

カナディアンソーラーのパネルを採用した時点で消えていきました。

 結局一番お財布に優しい5.8kWhを採用したわけですが、

5.8kWhではやっぱり蓄電池の容量が小さすぎたかな~と思いました。

 だって、エアコンを使用していない一番電気使用量が少ない10月で

蓄電池の電気は夜中1時から2時ごろには使い切ってしまう日がほとんどです。

その後は買電で補っています。

エアコンを使う季節なら、電気使用量はざっと倍ですから

あっという間に0%になってしまうんじゃない?

 ところが、一日中雨の日には、5.8kWhの蓄電池を100%充電したあと

ほとんど余剰電力が残りませんでした。

雨天でも10時には100%充電できたが、その後あまり発電できず…

 と、言うことは

5.67kWのパネルには5.8kWhの蓄電池で十分なのかもしれません。

 これから冬になるにつれて、晴れていても発電量は少なくなります。

蓄電池容量が大きければ、冬季は100%の充電ができないのかもしれません。

たとえ充電できたとしても、容量の大きい蓄電池は導入額がものすごく大きいので

コスパで考えると容量が大きい方が特になるのかどうかがわかりません…。

家の裏に設置した蓄電池
ガス給湯器やエアコンの室外機に比べてかなり場所を取ってます…

V2Hの可能性

 蓄電池はお値段が高すぎるので、大きい容量のものを導入するのには

かなりの勇気が要ります。

それだったらいっそのこと電気自動車を蓄電池にする

V2Hの導入を考えた方が良いのか…悩みどころですよね。

 我が家はしばらく車を買い換える予定はないので、

今すぐV2Hはありえません。

V2Hの導入がしばらく先なら、機器はその時購入した方が

性能が上がっているでしょう。

蓄電池だってパワコンだって、

使用するにしたがって性能は劣化していくのだから

将来のV2Hの導入に備えて

今からV2H対応の機器を導入するのも無駄な気もします。

 今後実際の冬の発電量を見て見て、我が家の結論を出したいなと思います。

モニターの有無

 長洲産業を検討している時、

モニターの有無で5万くらい変わりますと言われました。

モニターで現在の発電量や使用料を確認できます。

 でも、それを楽しむのは最初の頃だけで

どうせそのうち見向きもしなくなることは想定できましたので

モニターは無しにして、少しでもお財布をいたわろうと考えていました。

モニター無くても、携帯アプリでほぼ同様の確認はできますしね。

 でも、カナディアンソーラーだとモニターを無くす選択肢は無いそうで、

モニターがついてきました。

モニターをつける場合、リビングにつける方が多いと思いますが

我が家は見なくなることを想定して、洗面所に設置してもらいました。

お風呂のスイッチと同じ場所にモニターを設置してもらった

 結論、モニターがあるとやっぱり楽しいです。

携帯アプリでも確認できますが、リアルタイムではなく、

時間は若干ずれて示されています。

出先なら携帯アプリが便利ですが、家にいるときに

わざわざ携帯アプリを立ち上げるよりも、

モニターが便利でした。

 5万円と言われると、やっぱり悩みますけどね。

想定以上のメリット

 太陽光発電と蓄電池を導入したことで、

電気の無駄遣いをやめようというモチベーションがアップしました。

できる限り電気自給率を高めたい。

そのためには、必要ない照明はこまめに消して、

節電しようと思うようになりました。

写真AC

照明をパチッと消した瞬間、リアルにモニターで電気使用量が下がります。

この照明でこれだけの電気を使ってたんだと実感できます。

子どもたちがTVでゲームをしている時にも意外に電気を使っています。

 我が家の10月の電気自給率はざっと8割くらいです。

これから寒くなるにつれて、どうしても電気使用量は増えていきます。

だったら、照明はこまめに消そう。

ほんのちょっとの意識改革ですが、これって大事ですよね。

まとめ

・太陽光発電パネルは相見積もりを取りましょう

・パネルを乗せる方角はご近所さんに迷惑をかけないかを確認して

・蓄電池の容量については、今後要検証

 太陽光発電と蓄電池を導入したことで

節電への意識が高まったことが一番のメリットだなと思いますね。

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追記(2023.11.1):蓄電池があまりにも大きいので、パワコンも一緒に入っていると勘違いしていましたが、パワコンは脱衣所に設置されていたようです。また、2024年1月からカナディアンソーラー製の蓄電池が発売されるらしいです。我が家の蓄電池はCSXHですので、2024年以降にカナディアンソーラーで導入をお考えの方の参考にはならないのかもしれません。

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